こんにちは、Takahiko(@takahiko1969)です。
今日は、先日行われたグローバルゲームジャム(通称:GGJ)事前勉強会に参加してきたので、そのときに教わった知見を紹介させてください。
GGJって何?
ざっくり言うと、「会場ごとに集まったメンバーが即席でチームを組んで、決められたテーマに沿って約48時間で一つのゲームを完成させるイベント」です。年に一回のペースで世界中で開催されています。
GGJ事前勉強会2019の概要について
いきなり、身も蓋もない感じで申し訳ないのですが、GGJ事前勉強会2019の概要に関しては、この方のブログが凄く良くまとまっていると思うので参考にしてみてください。
何故企画決めが重要か
とにかく時間がないからです。例えば、個人でゲームを作っている方も、会社やチームでゲームを作っている方も約48時間で「企画を立てる→ゲームを完成させる」ということはなかなか無いと思うのです。
48時間という限られた時間でゲームを完成させるためには、もちろん個々人の技量に依る部分もあると思いますが、少なくとも企画に10時間も20時間も使うなどということは少し非現実的であると思うのです。
しかし、現実として、当日まで殆ど面識が無かった人たちとコミュニケーションを取って企画を決めるということはなかなか大変なことだ、とも思うのです。
解決策は色々あるかとは思いますが、私が思う一つの方法としては、その場でチームを組んだメンバー全員が機械的にアイデアを出す方法を共有していれば、企画出しのための相談に時間を大幅に取られる、ということは回避できるのではないかと思うのです。
この記事ではその方法について、GGJ事前勉強会2019で得た知見を共有出来れば、と思って書いています。
企画出しって具体的にどうやるの?
この記事の説明は以下のスライドの内容を私なりに解釈したものです。
詳細に関してはこのスライドを直接見てもらうのが良いかもしれません。
具体的には、以下3つの内容に沿ってゲームの構成を考えていきます。
- テーマと表現
- プレイヤーの行動
- メカニクス
例えばですが、
- テーマと表現
(剣と魔法のファンタジー) - プレイヤーの行動
(戦って世界を救う) - メカニクス
(戦闘、探索、成長など)
この内容を見たときにどんなゲームをイメージするでしょうか?
僕はドラ〇エをイメージしましたが、人によってはファイ〇ルファン〇ジーだったり、ゼル〇の伝説だったりするのかもしれません。オリジナルのゲームアイデアが浮かぶ方もいるのかもしれません。
どんなゲームにしても、イメージ出来る≒作ることが出来る(実現可能性がある)ということだと思うのです。
難しく考える必要はありません、1~3のお題に沿って短くシンプルに考えてみましょう。
……急にそういわれてもなかなか出来ないですよね(個人談)
そこで、上記3っつのテーマを簡単な言葉に翻訳してみると…
- テーマと表現
→ざっくりした自分の印象でOK - プレイヤーの行動
→動詞で簡潔に - メカニクス
→有名なゲーム等の今存在している具体例でOK
これくらいなら出来そうな気がしませんか?
これって、実は個人でゲームの企画を決めるときにも使えると思うんですよね。
それぞれのアイデアの結びつきは必要ですが、1.~3.どこからでも、自分が思いついたところから思考を広げていけばOKです。
アイデアは機械的いつでも出るものではないかもしれませんが、そのアイデアを出すやり方まで毎回考えるのは少し勿体無いのではないかと思うのです。
GGJやその他のゲームジャムに限らず、アイデアの出し方を固定する、という意味でも上記の方法をやってみることは有用だと思うのです。
理想論としては、
上記のお題に沿って全員がまずアイデアを(20~30分で)出す。
↓
出たアイデアを全員で(ここ重要)どれをやりたいのか〇をつける。
↓
上位2~3本を絞り込む
↓
絞り込んだ企画全てについて、以下の要素を検討する
- 実現できるのか
- テーマのインパクト
- テーマに対してどのくらい納得できるのか
- 具体的なレベルデザイン(ステージ数etc...)
↓
1番に決まったアイデアの人を職種問わずディレクターにする
上記のようなことが出来ればいいですが、十人十色というように人には個性があります。技術レベルの違いもありますし、プログラマーなのか、デザイナーなのかetc...という違いもあります。
もし自分が初心者だとしても、チームで企画の話し合いの段階で煮詰まったときにこのアイデアを提案できたら、「自分も参加したんだ!」と感じられると思うのです。そんなに難しいことではないと思うのです(≒思いたい)
技術は一朝一夕に身につくものではないと思いますが、考え方やアイデアの出し方はまた違ったベクトルの話だと思うのです。詳しく知らないからこそ、素直な意見が言えるということもあります。
その他の知見
ちなみに、上記で紹介した以外にもGGJ2019事前勉強会には沢山の知見が詰まっていました。本職の方々が公開してくれているスライドがあるので併せて紹介させてください。
最後に
実は、私もGGJは今年初参加なので、緊張も委縮もしています。
それでも、今できることをピックアップしてやってみるしかないと思っています。
そういう行動の積み重ねが明日の自分を作ると思うのです。(≒思いたいry)
来生たかお作曲のGoodByeDayという曲の歌詞にもあるのですが、「区切りをつけてOne more day 何事もなくそれで良い」そんな風に生きられたらな、って思うのです。
最後までお付き合いThanksです。
また覗いてくれたら嬉しいです。
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