BEST HIT Unity

人生いろいろ

【2019年版】UnityでGoogle CardBoard用のVRコンテンツを作る方法【初心者向け】

こんにちは、Takahiko(@takahiko1969)です。

UnityでGoogle CardBoard用VRコンテンツを作ってみようと思ってネットで調べていたのですが、 ネット上にUnity2018以降に対応している記事が見つからなかったので、備忘録を兼ねて自分で書いてみることにしました。

 

 

開発環境

  • Unity 2018.4.5f1
  • Google VR SDK for Unity 1.200.1

今回私はMacを使いましたが、windows版でもUnity上では同じような操作になるかと思います。

やり方

まずはプロジェクトを作成

まずはUnityを立ち上げて新規のプロジェクトを作成しましょう。

テンプレートは3Dを選択します。

既存のプロジェクトとを活用したい方はそれを使ってもらっても良いです。

f:id:Takahiko1969:20190807123102p:plain

Unity上の設定

画面上のタブからFile > Build Settings を開きます。

ちなみに、この画面は以下のショートカットキーで開くこともできます。
割と使用頻度が高いと思うので覚えておくと色々捗ります。

Mac → Command + Shift + B

Windows → Control + Shift + B

f:id:Takahiko1969:20190810215349p:plain

左下のPlatformからiOSかAndroidを選択してSwitch Platformしておきましょう。
これをしておかないとスマートフォン実機に転送して見ることができません。

ついでに右上のAdd Open Sceneを押して現在開いているシーンをビルド対象に追加します。
これで、今開いているシーンがビルドするファイルに追加されます。

 Google VR SDK For Unityをダウンロード

以下のサイトからGoogle VR SDK For Unityをダウンロードしましょう。

https://developers.google.com/vr/develop/unity/download

f:id:Takahiko1969:20190815190934p:plain

DOWNLOAD SDKをクリックするとGitHubのページに飛びます。

 下の方にあるAssetsの中から"GoogleVRForUnity_x.xxx.x.unitypackage"と書いてあるものをクリックするとダウンロードが始まります。

f:id:Takahiko1969:20190815191709p:plain
(x.xxx.x.unitypackageの"x"はバージョンです。私がダウンロードした時の最新版は1.200.1でした。)

Google VR SDKをUnityにインポート

ダウンロードしたGoogle VR SDKをUnityにインポートしましょう。

Unity上部にあるAssetsタブから Import Package > Custom Package...をクリックします。

f:id:Takahiko1969:20190815192237p:plain

Downloadフォルダの中に先ほどダウンロードしたGoogle VR SDKがあるはずなので選択して開きます。

少し待つとProjectウィンドウの中にGoogleVRというフォルダが追加されているかと思います。

f:id:Takahiko1969:20190815193036p:plain

これで無事にGoogle VR SDKが導入できました。

さらに、先ほど開いたBuild Settings画面からPlayer Settingsを押して、下の方にあるXR SettingsのVirtual Reality supportedにチェックをつけましょう。

その後、Virtual Reality SDKsのリストの下にある+ボタンを押してCardBoardを追加しておきましょう。

Google VR SDKが導入されていれば、Listの選択肢にCardBoardも出てくるはずです。

f:id:Takahiko1969:20190815214836p:plain

実機で2眼対応にする方法 

Hierarchyから Create  > Create Empty を選択して、空っぽのゲームオブジェクトを作成します。オブジェクトの名前は、とりあえず「VR View」とでもしておきます。

f:id:Takahiko1969:20190815211609p:plain

次にMain Camera をVR Viewの子オブジェクトにします。
やり方はMain CameraをVR Viewにドラック&ドロップするだけです。

さらにVR ViewのPositionをMain Cameraと同じ位置にしておきます。
これはこの後使うGvrEditorEmulatorというPrefabの影響でカメラの位置が0,0,0に戻ってしまうのを防ぐためです。

今回は実機で実際にどのように見えるかを確認するだけなのですが、何もないと見え方が分かりにくいので、3D ObjectのPlaneとCapsuleを置いてみます。
見えやすいように、Materialを作成して色もつけてみました。

f:id:Takahiko1969:20190815212703p:plain

次に、Projectウィンドウから Google VR > Prefabs > GvrEditorEmulator を選択してHierarchyにドラッグ&ドロップします。

f:id:Takahiko1969:20190815221158p:plain

これで今はMain CameragがVR Viewの子オブジェクトになっていて、GvrEditorEmulatorもHierarchy上にあるはずです。

ここで一度Unity上でPlayボタンを押して再生してみます。

Consoleウィンドウの中に以下のようなメッセージが出てきます。

 

Virtual Reality SDK Cardboard is not supported in Editor Play Mode. Please Build and run on a supported target device

 

要約すると、「Unityのエディター上でプレイしてもCardboardで見たときと同じようには見えないよ」ということです。

ここから先は実機にビルドして見てみましょう。

実機で起動するやり方はネットで「Unity iOSビルド」や「unity androidビルド」で検索して貰えば、たくさん出てくると思います。

実際に実機で起動するとこんな風に見えます。

f:id:Takahiko1969:20190816000251p:plain

実機でVR体験するためには

この映像を実際にVRで見るためには箱型のゴーグルが必要です。
こんなやつです↓

ハコスコ タタミ2眼 (iPhone5/6/6Plus/7/7Plusサイズ対応)

ハコスコ タタミ2眼 (iPhone5/6/6Plus/7/7Plusサイズ対応)

 

スタンドアローン型のVRゴーグルが数万円する中で、スマートフォンとこの1000円くらいで買えるゴーグルがあればVR体験ができるというのはすごく素敵なことだと思うのです。

よかったら皆さんも是非お試しを!

 

最後までお付き合いありがとうございます!
それでは、また!

 

ブログ村のランキングに参加してみました。
よかったら、クリックお願いします。

にほんブログ村 IT技術ブログ Unityへ
にほんブログ村